厄介な害虫

知っておこう身近に迫る南京虫

南京虫は、正式には「トコジラミ」といいます。カメムシ目に属する昆虫で、吸血性のある虫のため、人間の血も吸います。 近年、都市部や地方の観光地を中心に発生し、日本各地で問題になっています。これは、南京虫が海外や国内の観光地で、旅行に来た人やその荷物などにくっついて移動し、日本各地の都市部へと進出しているからです。また、人などの吸血源があれば、簡単にくっついて移動するため、本人がいかに清潔にしていても関係のない、やっかいな昆虫です。 ですがこの南京虫駆除には対策があります。熱による駆除や、殺虫剤による駆除、また無酸素による駆除や、人海戦術による駆除など色々あります。 南京虫駆除の専門の業者がおり、大手から中小企業まで多数です。これらは相談や調査などを得て駆除を行います。費用は業者によりますが、1平方メートルあたり2万5千円という業者もあれば、大手では7万円程度という所もあるため、よく調べてから行うとよいです。

南京虫と南京虫駆除の歴史

南京虫駆除の歴史は、人間と南京虫との戦いでもあります。 諸説ありますが、幕末のころ海外との貿易の荷物にまぎれこんで来たのが始まりといわれます。明治に入ると日本の主要都市で発生し、南京虫駆除の歴史が始まります。一番南京虫による被害が大きかったのが、終戦直後の昭和20年です。このころ、戦後の混乱の影響で不衛生な環境が広がり、被害が一番拡大します。 しかしその後、駐屯していた米軍のGHQが、殺虫剤など薬品を使ってシラミと同時に南京虫駆除に乗り出し、被害は一時収まります。そのためしばらくは、南京虫の存在を忘れていた時期があったのです。 しかし、2010年頃になると、海外旅行による再びの南京虫襲来と、また殺虫剤に打ち勝つ、強力な南京虫の出現により、被害が増えています。この強力な南京虫は「スーパーナンキンムシ」と呼ばれ、いま全国の駆除業者の難敵となっています。